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1954 イギリス
監督:マイケル・アンダーソン
出演者:マイケル・レッドグレーブ、リチャード・トッド、ウルスラ・ジーンズほか
<ストーリー>
第二次大戦中、イギリスの兵器会社ヴィッカース社のバーンズ・ウォリス博士は、ドイツ工業力を弱体化させるため、ルール工業地帯の電力源となっているダムを一気に破壊させる作戦を考えた。
ルール川上流にはモーン、エーダー、ソープの3つのダムがあり、ドイツ軍は1トンの鉄鋼を生産するのに100トンの水を必要としているのだ。
破壊すれば400万トンの水が下流に流れ出す。
しかし、ダムを破壊するには30トンを越える爆弾が必要なうえ、致命的な打撃を与えるのは困難で、魚雷攻撃にしても二重三重の魚雷防御網が張られていて不可能だった。
そこで、5トンの爆弾を水面跳躍させてダム堰堤に当て、水底に沈んだところで爆発する特殊爆弾を開発する。
ウォリス博士は、空軍のハリス大将に作戦を提案するが、なかなか承認が得られず、実験のフィルムを見せてようやく許可を得ることとなった。
しかし、作戦の実行には大型爆撃機で約150フィートの高さで夜間飛行することが求められ、ハリス大将はコクラン少将に命じてベテランのパイロットを第617飛行隊として組織するよう命じる。
コクラン少将は飛行隊の指揮官にギブソン中佐を任命し、ギブソン中佐はホイットワース大佐の協力で、オーストラリア人のナイト中尉、マーティン大尉、ニュージーランド人のマンロー、アメリカ人のマッカーシー、そしてイギリス人のローパー大尉、ハチソン大尉、スパフォード中尉、ティラム大尉、パルフォード曹長、ヤング少佐、モーズレー少佐、ホップグッド大尉、アステル大尉、モールトビー大尉、シャノン大尉、ヘイ大尉、レゴー大尉、パウエル曹長ら20機分の隊員を選別した。
訓練期間は防諜とダムの満水時期のため5週間に制限され、ギブソン中佐は低空飛行の訓練を開始する。
一方、ウォリス博士は跳躍爆弾の実験を続けるが、どうしても水面跳躍がうまくいかない。
特殊爆弾のそこで、ギブソン中佐に高度を60フィートまで下げるよう要望する。
これを受諾したギブソン中佐だったが、夜間の低空飛行はあまりに無茶であった。
ギブソン中佐と部下は、ロンドンのラインダンスを見に行った際に、二筋のスポットライトを見て妙案を思いつく。
機首と後尾にライトを設置し、高度60 フィートで水面上に交差するようにセットすれば、夜間飛行が可能になるのだ。
さらに、ダム堰堤まで600ヤードの投弾距離を測るため、ダムの両端を目測する測距儀を開発する。
いよいよダム攻撃の日が近づく。ギブソン中佐はブリーフィングで初めて作戦の内容を明かし、三派に別れての攻撃編成を示す。
ギブソン中佐の第一派は9機からなる主力で、第二派はマッカーシー大尉ら5機、第三派も5機となった。
その日、ギブソン中佐の愛犬ニガーが事故死するした。
19機133人の搭乗したランカスター爆撃機が離陸。海上を低空で飛行し、オランダ沿岸に上陸を果たす。
さらに、ドイツ国内へ入りルール川に沿って遡上を開始するが、ドイツ軍の対空放火が激しさを増す。アステル中尉機が撃墜される。
ギブソン中佐機はモーンダム上空に到達し、激しい対空放火の中、跳躍爆弾を投下。
爆弾は見事堰堤で爆発するも堰堤は壊れない。続いて2番機のホップグッド大尉機が侵入するが被弾し、爆弾はダムを越えて爆発。
大尉機も爆発する。3番機のマーティン大尉きは投弾に成功するがダムは壊れない。
4番機ヤング少佐機の番となり、ギブソン中佐は対空放火を抑えるため、1番機と3番機の機銃掃射援護を行う。
ヤング少佐機の投弾が成功し、ダムはゆっくりと倒壊していく。本国の無線で傍受していたハリス大将、ウォリス博士らは歓喜する。
さらに、6番機シャノン大尉機以降の3機はエーダーダムに侵入し投弾するが、7番機のモーズレー少佐機は投弾後に迫る山腹に激突してしまう。8番機のナイト中尉機の投弾でエーダーダムは決壊する。
この攻撃によりルール下流域の工業地帯は水浸しとなり、ドイツ工業は大打撃を受ける。
作戦終了後、ウォリス博士はギブソン中佐から出撃19機のうちホップグッド大尉、モーズレー少佐、アステル中尉機が墜落し、ヤング少佐機は帰りの海上で墜落。さらに4機が行方不明となったことを知らされる。
56名もの隊員を失う危険な任務であったならば・・・と悔やむウォリス博士を、ギブソン中佐はそれでも彼らは行っただろうと慰めるのだった。
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