2007 イスラエル
監督:ヨセフ・シダー
出演者:オシュリ・コーエン、イタイ・ティラン ほか
<ストーリー>
レバノン南部の軍事拠点ボーフォート砦の小隊指揮官としてリラズ中尉が着任している。
イスラエル国防軍はレバノンからの撤退を決めており、ボーフォードからもいずれ撤退する予定だ。
しかし、道路に爆薬が仕掛けられており、その解除のため砲撃の中をジヴ中尉がやってくる。
ジヴは当初、任務が危険と判断するが、リラズは任務遂行を強く意見する。
ジヴは志願してやってきたのだが、父親はそのことを知らなかった。ジヴの伯父はかつてこの砦で戦死しているのだった。
そのこともあり、ジヴは任務決行を決意する。
リラズらが後方で待機する中、ジヴが爆薬除去に取りかかる。しかし、失敗してジヴは即死。
リラズは自責の念に駆られる、部下のコリスも不信の念を強くする。
撤退に向け、物資の後送が命じられ。リラズはこれに反抗するが聞き入れられなかった。
そんな中、帰国が間近に迫っていたジトラウィの監視哨が対戦車ミサイルの直撃を受けてジトラウィが戦死。
さらに、負傷したオシュリの姿にただ呆然とするリラズ。指揮官としての能力のなさを図らずも露呈してしまうことに・・・
それでも部下を守るため、ただ砦に籠もるだけの戦略に憤慨したリラズは、上官にヒズボラ攻撃を進言するが、却下される。
これ以上の死者は出さないようにとの配慮だった。
危険な監視業務に自らも就くことを表明するリラズだったが、さらにヒズボラの砲撃でシュピッズも失う。
ようやくボーフォード砦撤退の命令が届き、砦の破壊のため12名を残して、地雷敷設作業に取りかかる。
全ての地雷を設置し、爆破命令を待つだけとなったが、なかなか実行命令が出ない。
もし、ヒズボラの砲撃があれば砦ごと12名は吹き飛んでしまうだろう。
コリスは命令を無視して爆破すべきだと進言するが、リラズは実行をためらう。心の中に砦への愛着が芽生えてきるのを感じる。
極度の緊張感の中、泣き出す兵士も出てくる。リラズは部下をなだめながら最後の命令を待つ。
ようやく、命令が下り。装甲車で待機しながらリラズはボーフォード砦の大爆発を確認する。
イスラエルに戻ったリラズは、緊張から解放され、そしてボーフォード砦への思いから涙を流すのだった。
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